雑学

精神病棟と一般病棟のあきらかに違うところ6つ。

前置きとして

以前は「精神分裂病」といわれていたが、現在の「統合失調症」という名に変更されたのは2002年のことです。

ずいぶん最近の様に感じますね。

私が高校生(介護科)のときは、この2つの名前を並行して学んでいました。

統合失調症患者が精神病棟に入院している大多数を占めています。

精神看護では、良くなることを「完治(かんち)」といわず「寛解(かんかい)」といいます。

そして、統合失調症は寛解と再発を繰りかえす代表的疾患です。

そのため、慢性的になり長期入院も増えている現状があります。

一般病棟と精神病棟の違いについて☆

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プライベートを守るためにあるはずのカーテンが無い

カーテンで首を締めることを防ぐためです。自殺予防です。

カーテンを取り付けない設計なので、もともと壁が造られていることがあります。

保護室=隔離部屋がある

暴れて他人を傷つけたり、自分を傷つける可能性が高いと判断したときは隔離します。

しかし、医療者の付き添いのもとなら保護室から出れるので、「監禁」ではありません。

あくまでも、自分自身と周りの人の安全を守るためにあるんです。

窓が開かない

だいたい窓が開くのは15cm程度。

頭・体が入らない程度の開きのようです。

もちろん自殺予防のためのもの。

ナースコールが壁付けされている、もしくは無い

一般病棟でナースコールは長ければ患者の手元に届き良いのですが、

精神病棟では、ヒモが危険とみなされます。自殺予防。

Drと患者の診察に看護師が同席しない

一般病棟では、看護師はDrと患者の間に入って仲介役をしたりしますが、精神病棟ではプライベートということでしない病院もあるようです。

家族もいなくて、本人の理解が怪しい、本人の安心のため・・・・などの理由によっては看護師も同席することがあるようです。

「いつでも戻ってきていい」ということを伝えている

一般病棟では、例えば糖尿病がいったん落ち着き、退院。

その後、症状の悪化などが出現し病院へ出戻りにでもなると、看護師はたいてい「はぁ~あ(ため息)」となりますが、精神科はそうであってはならない。

  • いつでも戻ってきていい
  • 困ったときは会いに来て
  • あなたの一番の見方

そういう声かけや態度を大切にしています。

思うことが病気である

精神看護部長さんこう言っておられました。

「暴れることが病気ではなくて、思うことが病気」だと。

確かになぁ。

誰だって怒りが抑えきれずに、暴力的になることはあるでしょう。

暴れた!だから隔離!ではなくて

  • なんで暴れたのかな?
  • どんな原因があったのかな?
  • 気持ちはどうかな?
  • そのときの環境はどうだったかな?

と、その人の言動や行動ばかりをみるのではなく、伝えきれていない思いに気付くことが精神看護のありかたと思いました。