成人看護学実習Ⅰ【看護師の第六感】急性期病棟からの学び。

看護師の第六感ってあるの?

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ありました!

 

この間終わりました、成人看護学実習での出来事のことです。

患者紹介をします。

(私の受け持ち患者ではないですが、個人情報保護の為一部変更して記事にします。)

教員と学生で患者の病衣交換をしていたところ、患者さんが左を向くのも、右を向くのも「しんどい」と発言。

普段なら動ける人ですが、疲れているようだったので全介助にて終わりました。その後、血圧測定しようとしたところ橈骨動脈が触れない。

橈骨動脈とは、普段一般的に触って分かる手首にある血管のことです。

脈拍は、一般に橈骨動脈の拍動を触れることによって測定します。これは第一に橈骨動脈が皮膚に近い部分を走行し、脈拍が弱い場合でも、体表からその拍動に触れやすいからです。

引用/看護rooカンゴル-

 

学生に分からない感覚

「中には脈拍が分かりにくい人もいるよね~。」

「酸素も正常範囲だし、熱もない・・しっかり話ができる。」

「様子は見ていたほうがいいけど、そこまで重症ではないよね。」と学生同士でアセスメント。患者さんのだいたいは体調が悪くて入院しています。そして、現状を病棟看護師に現状を報告しました。

普段なら、学生が看護師に報告して終了となりますが、この日だけは教員自ら、病棟看護師を患者さんのルームまで連れていき、患者さんを観察しながら現状報告をしていました。私たち学生は、「先生、そこまでするんだ。」という感覚。そしてこの日の実習は終了。

カンファレンス室に戻っても教員は「大丈夫かな?」「夜勤さんへきちんと報告できたかな」と心配そう。

「・・・急変しそうだな・・。」とまで呟いていました。

翌日、そこにはもう患者さんは居ませんでした。

朝、いつもの部屋には違う人の名前がありました・・・。昨日体調がすぐれなかった患者さんは、夜中に急変して、そのままお亡くなりになったそうです。

入浴、エンゼルケア、着替えが済みキレイになって、空室の部屋に移動していました。

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それを知った学生は全員で放心状態。

しかし教員だけは、悔しい悲しい顔をしていました。

その日の午後にカンファレンスで振り返る。

学生同士で振り返ってみても《急変して死に至る》くらいの大きな変化は見られませんでした。という結果に。

疾患も合併症も、既往歴も沢山ある方でしたが、他の患者さんでもそのような方はいますし、元気に退院される方もいます。

誰もが良くも悪くも、少しの変化を表します。それが急性期病棟の毎日です。

しかし、その変化がなんなのか、緊急を争う程の重大な出来事なのか私たち学生は、まだ知りませんでした。

ナゼ教員は気付けたのか

《経験》が第六感を育てる。

教員は《いつもとどこかが違う》と言葉で言い表すことはできないけど《そう感じる》と言っていました。

「なんかいつもと違う」

「なんか変」

そう思うことができるのも、これまでの経験から感じることができたのだと思います。私は、経験に勝てるものはないと思いました。

苦しい経験もいっぱいした

助けてあげられなかった、気付いてあげられなかった。

そうやって亡くなっていく患者さんを目の当たりにし、看護師を辞めようか考えた日々もあったとおっしゃっていました。

でもその経験は、今振り返ると大切な経験だった言っていました。

だから苦い思いも、悔しい思いも、もどかしいことも、今後沢山の経験をしてください、と私たち学生に話しました。教員の目から涙が流れていました。

さいごに

関わることのできた患者さんに感謝

最後の場面に関わることができて、私たちグループの学びは深くなりました。

これも、私たちの経験となり今後も忘れることのできない経験となりました。

大きな学びを与えてくれた、関わることのできた患者さんに感謝します。

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