児童扶養手当(別名:母子手当て)の歴史

児童扶養手当てとは?

児童扶養手当とは、離婚・死亡・遺棄などの理由で、父親または母親と生計が同一ではないひとり親世帯等の所得保障のための手当てである。

この制度は、1962年(昭和37)年に導入され、近年では所得制限を厳しくする改正が行われた。

また、2010(平成22)年には、給付対象がそれまでの母子家庭に加え父子家庭にも広げられ、2012(平成24)年8月から、配偶者からの暴力(DV)で裁判所からの保護命令が出された世帯にも支給されることとなった。

社会保障・社会福祉(医学書院)より

最初の金額は?

1970年代には、中学卒業時までだった児童扶養手当が18歳までに延長されるなど改善し、手当額も1962年には800円で児童二人の場合は加算額が400円、3人以降の増額が200円で発足し、徐々に1人の場合の額は増額されましたが、2人目以降の加算額はなかなか増額されませんでした。

加算額は大変遅くなりながら、1973年に1人の場合6500円、2人の場合の加算は800円、3人の場合の加算400円に。

その後1970年代を通じて、1人の場合の額は伸長していきますが、2人以降の加算額はなかなか上がらず、1980年には1人の場合は29300円、2人の場合の加算額は5000円、3人以降の加算額は2000円となりました。その後2人の場合の増額は35年間増額されなかったのでした。(児童扶養手当法令通達集より)

(Yahooニュース/NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長)より

現在の金額は (平成28年8月から)

  • 子どもが1人の場合 全部支給:42,330円
    一部支給:42,320円~9,990円(所得に応じて決定されます)
  • 子ども2人目の加算額
    定額5,000円 → 全部支給:10,000円
    一部支給: 9,990円~5,000円(所得に応じて決定されます)
  • 子ども3人目以降の加算額(1人につき)
    定額3,000円 → 全部支給: 6,000円
    一部支給: 5,990円~3,000円(所得に応じて決定されます)

となっています。

※子ども2人目からの加算が増額したのは36年ぶり!!!

支給条件は今以上に厳しかった

大蔵省主計局が「未婚の母や蒸発といった社会道徳に反するような動機で母子世帯になった世帯にまで国庫の援助の手をさしのべることが、果たして福祉の向上といえるのかどうか」という疑問を呈し、

    (1) 所得制限の強化→1981年度予算案
    (2) 別れた夫から養育費を受けている場合の支給の在り方
    (3) 母子世帯となった理由別の支給制限

(しんぐるまざあず・ふぉーらむsinglemothers forum)より

さいごに

歴史をみてわかるように、母子家庭は肩身の狭い世界を生きてきています。

現在は、母子家庭の比率も増えたことと少子高齢化により

子どもを健全に育成するためにも

沢山の制度があります。

今があるのは、過去に子どものために戦ってくれた方たちがいたからですね。

感謝です!

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