雑学

例文で考える集団の心理学【責任分散(せきにんぶんさん)】は怖い!

人間関係論という授業で、集団の心理学を学びました。

先生は男性。

第一印象:優しそう。

普段は大学講師をなさっているとか・・・からの~~家族の話・趣味などの長い長い雑談から入り、やっと本題へ

《責任分散のお話》

例1:殺人

殺人が起こったとの通報を受け、警察がかけつけました。

事件現場の周りには高層ビルがあり、窓から何人もの人が目撃していたため、犯人の特定にはそこまで時間はかからず逮捕。

しかし、問題は何人もの人が殺人を目撃していたのにも関らず、被害者が死亡してから数分経っていたことです。

異変が起き、殺害されるまでの時間は推定30分。
30分もあれば・・・早く警察が現場に駆けつけることができたら、この時間は防げた可能性も考えられます。

社会では、大勢いるとき責任が分散される傾向があります。

「誰かがやるだろう!」「誰かがやっているだろう!」

と良い方向へ考え、面倒だと思われることを先延ばしにしてしまう。

また、社会の中の一人になった場合は自分の責任が軽く感じられ、行動に移すのが遅れるという研究結果がでています。

殺人現場は特に、大勢いるから大勢いるからです。
誰かがやるだろうなんて思っていてはだめですね。

私も心当たりがあります。涙

 

例2:看護の現場で患者に与薬するとき、医者が診断を出し⇒薬剤師が調剤し⇒看護師が投与する。

という流れですね。

二重三重の確認にも関わらず薬の間違えが発見できなかったとき、最終的に手を下したのは看護師・・・
看護師の責任は一番重いものになります。

これも「みんな信頼できる人たち、大丈夫」という考えからくるものですね。
自分の知識を十分高め、かつ発言できるという強さを持つことを、今から学んでいきます。

 

ところで、授業の最初に「あなたは心理学についてどのようなイメージを持っていますか」のアンケートが配られました。
私は心理学と言えば、ただいま子育て真っ最中なのですぐに子供が浮かんできました。
三つ子の魂百まで・・・といわれるように乳幼児期・幼児期は大事なとき。
このときに愛情を注げれば、子供は安心して“外の世界に飛び出せる”と本で読みました。
なので心理学ってこんな場合、私はどう行動したらよいか。。などどう行動したらよいか、判断基準になると思っています。

これから心理学を学ぶのはとても楽しみです。
看護学校といえども、相手にするのは「人間」
看護という仕事だけじゃなくて 自身の生活に役立つことばかりですね。
これから看護を学ぶ心得として

「自分のために知識をもつこと」それを「相手に生かせるように」することです。
と看護の先生が言っておられました。

なので「自主学習」が多いそうです。汗

そうきたかー笑

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