雑学

女性ホルモン:エストロゲンとプロゲステロンの役割。妊娠に関与している。

知っての通りエストロゲンは女性ホルモンの代表です!
別名《卵包ホルモン》とも呼ばれています。
ナゼ?それはホルモンを出す場所に関係しています。
卵子を包んでいる周りの膜から出るホルモンなので、そのまんま卵を包むホルモン(*゚ー゚)vで卵包ホルモン。

エストロゲン

役割その1

プロゲステロンと協力して月経周期すなわち生理をもたらします!

役割その2

思春期には、皮下脂肪を増やし、乳腺(おっぱいの中にある)の発達を促進しバストを大きくする、などの女性らしい丸みをおびた体にしてくれます。

役割その3

初潮(生理)をもたらしてくれます。

役割その4

さらに思春期以降に、身長の伸びを停止。

体型・生理・と女性らしくなるのにはエストロゲンがかなり関っています。
エストロゲンの役割は他にも!

役割その5

骨形成に重要な役割を持っていて、骨を溶かすのを抑制しています。
更年期以降エストロゲンが減ってしまい骨粗しょう症になりやすいのもこのホルモンの減りに関与しているから。

プロゲステロン

プロゲステロンは、別名《黄体ホルモン》と呼ばれています。
ナゼ?これは少し分かりづらい・・(≧≦)
エストロゲン分泌が体の中でピークに達した頃、卵巣では卵を包んでいる膜(卵包)が破れて排卵(卵を子宮へ向かって排出)します。
卵は卵管に入り、精子が来るのを待ちます。
残った卵包が黄体という名前に変わりエストロゲンを分泌します、そしてさらに大量のプロゲステロンを分泌します。
すなわち、卵包(卵が無くて空の状態)が黄色になることで、出てくるホルモンがプロゲステロンということ。
よって黄色という名がついています。

プロゲステロンはエストロゲンあってこそ!効果を発揮するといわれています・・・
しかし!妊娠に重要な働きをしています。

役割その1

体温を上昇させます。(妊娠しやすくする)

役割その2

卵が受精したあと、着床(受精卵が子宮の壁にくっつくこと)しやすいように子宮内膜をベットのようにふかふかにします!

役割その3

妊娠成立後(無事に着床したこと)妊娠を維持

役割その4

そして、こちらも乳腺に作用しバストを発達させます。

この二つのホルモンは卵子を成長させ、毎月の排卵、月経もしくは妊娠に重要な役割をもっているといえます。

妊娠するとエストロゲンとプロゲステロンの分泌が上昇します。
これに脳からの指示でプロラクチン分泌が加わり、もっと乳腺が肥大!
エストロゲンとプロゲステロンは、乳汁分泌を抑制する働きがあります。
どうして?

これに対抗し、プロラクチンは乳汁分泌を促進する働きをもっています。

え?どういうこと?

分娩によって、赤ちゃんと、胎盤が出ると乳汁分泌の抑制していたホルモンが減りプロラクチンの作用によって、乳汁が産生・分泌され始めるんです。
だから妊娠中は、母乳が分泌しないのです。
胎盤からもホルモンが出ていたなんて驚き!

⚠プロゲステロンも、乳汁産生の抑制に関与しているといわれているが、エストロゲンと同様のはたらきをしているかは未だ不明

⚠男性の胸にも乳腺があり、発達しない状態でとどまっています。エストロゲンを男性に投与すると、男性でも乳腺が発達するといわれています。つまり、男性でもおっぱいを大きくすることができる!

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