失敗を糧にできる成長思考
成長思考とは・・成長できる考え方 のこと。
成長思考と逆の考え方に「固定思考」があります。この二つのどちらかの考え方を持っているかということが、スタンフォード大学のキャロル・ドゥエック(心理学者)の研究によって明らかになりました。
なぜ分かれるか?
固定思考は作られやすい
子どものときのまだまだ未熟なうちは、固定思考で考えやすい。
「私は50m走、○秒で遅い」「あの子は運動神経よい」
「私はテストで60点だった」「先生に褒められるあの子はいつも100点満点」
素直な故にそうなるのです。
そういった思考を続けていると、大人になっても人と比べて落ち込んだり、失敗を恐れたり、もともと才能が無いので頑張っても意味がないと何にも挑戦せず、ますます成長を妨げる結果となります。
成長思考とは?
以前記事にしました。こちら→成功のカギはやり抜く力
困難にも屈せず、長期的な目標達成に向けて全力を尽くす「やり抜く力」
を意味しています。スポーツ、音楽、発明、そのどの分野においても、「成功した人は、数千時間にわたって、目的に沿った練習を地道に続けている」というのです。
こうした地道な努力を続けているけるのは、困難が立ちはだかったと時「何のせいにするか」で決まります。
あなたは、この先目標に向かっていくには困難すぎる と感じたとき、どう思うでしょうか?
まだ努力が足りない。あるいは、戦略を間違えたようだ。
私には能力がない、最初から不向きだった。
成長思考を持つ考えは前者になります。
「努力が足りないのだ」「頑張っていれば目標を達成できる」と考える一方、前者の「才能・能力」を原因とする固定思考をもつ人は、「これ以上やっても無駄だ」と早々に諦める傾向にあります。
能力は、経験や努力を重ねるとによって高めることができる
目標達成は自分の頑張り次第
と信じることができる人が成長思考であり、大きな成果を獲得することができるのです。
成長思考の育て方
今現在、科学の力では解明されていません。しかし、いろんな研究はなされています。解明される日がくることを楽しみにしております。
でも、今子育て中の親にとっては、解明されるのを待ってたら子育てが終わっちゃいます!(汗)
成長思考を育てる上で大切にすることを以下にあげます
失敗体験を積む
成功体験が大切だといわれているのは昔から。それは自信につながりますから。でも失敗から学ぶことも実は、とても大きな経験です。
- 失敗した分だけ、寛大になれる。人の失敗を許せるようになる。
- 失敗原因など多くのことを理解できるようになります。
- 失敗後すると、一から振り出し。つまりフラットになれる。
- 失敗の改善策を考えることでもっと良い方向へ向かえる。
- 小さいとき、若いときこそ恥をかきましょう。
そして、「失敗した」したときの一番良い学びは、なんと「失敗に気づいた」ことです。
「私は間違えない」「私のせいじゃない」と思ってしまうことは大問題。
実は、失敗に気づいた時は大きな学びのとき。
子どもの内に何か失敗したら、親はラッキーだと思うべきです。親が育てているうちは、どうにか生きることはできるからです。失敗を糧にできるような言葉かけをすることです。
子どものときに親に守ってもらってばかりいて大人になって何か大失敗をしたとき、「もうだめだ、この世の終わり」と落ち込んで自殺などに追い込まれてしまったら、努力も成功も何も残らない一番悲しいことになってしまいます。
脳の機能を勉強する
右脳の役割を知ったら、この世が謎につつまれた世界だということがわかります。
私おすすめTED:「奇跡の脳」ジル・ボルト・テイラー、脳科学者
脳科学者が左脳卒中を起こしました。残った右脳が見せた世界がラララ・ランドだったというお話。
看護学生時代の授業時間に見たことがきっかけで、右脳のすばらしさ、もちろん左脳もすばらしいことが分かりました。
脳の機能を勉強したら、失敗も成功も私たちにとっては貴重な体験といことが分かります。
そして、失敗が永遠に続くものではないとことがわかります。
私たちが「辛い」と思うのは、過去の失敗の記憶を辿って思い出しているだけの話。
身体の細胞は一年半で生まれ変わりまます。なので一年半前の自分は別人です!辛い思いは、過去を引きずっている証。
大人が成長する
子育てにおいては、親(大人)が成功を信んじ、努力し成長するところをみせることです。
楽しく仕事に行き、家庭で穏やかに過ごす、自分の人生を謳歌しているところを子どもを共有することです。
子どもが「早く大人になりたい」そう思えるようになったらサイコーですね
まとめ
努力次第で能力は変えられる
そう信じることが大切。根拠のない思い込みでいい!
自分を信じること。