こんばんわ、私は小児科病棟に勤める看護師です。
小児科病棟では、入院する子ども達を主に看ますが、それと同じ位色んな家庭状況を知ることになります。
今日は、入院した子どもの親が、高校生の年齢の夫婦だったので記事にします。
若い夫婦
喘息発作で入院してきた1歳の子どもの夫婦が16歳
見た目なんだかお父さんが若い・・・。子どものお兄さん?!と思いきや、16歳のお父さんでした。
そしてお母さんも16歳。
なんとおばあちゃんは36歳。(私とカワンネェ!!)
喘息発作との事もあって、こどもははかなり苦しそう。
こどもはかなり重症、夫婦が16歳とのこともあり、私たち病棟では、入院中できるだけおばあちゃんにも付き添いをお願いしました。
喘息は、できるだけ抱っこしてあげて、肺を縦にし痰を出しやすくすることが大事です。
この夫婦にも、そういった看護指導を行い、できる限り夫婦で交代して夜間も抱っこして過ごすよう説明。
おかげで、症状は次第によくなるばかりでした。いい感じに入院生活を過ぎていきます。
中には、そういった指導を何回行っても、抱っこせずベッドに寝かせたままであったり、治療に積極的でない親がチラホラいます。そういったときは、一向に症状はよくならず、入院が更に長引くこともあります。
また、お父さんがいるにも関らず、お父さんはスマホを見たりとお母さんに任せきりも多いです。日中も、夜間もお母さん1人では限界があります。
こちらの16歳のお父さんは、率先的に抱っこしてる様子もあり、若い夫婦なのに、エライなと私は関心しました。(上から目線でスイマセン)
高校生が出産・妊娠
時折ニュースになるこの話題。
多くは、親にも相談できず、誰にも相談できなくて、一人でトイレで産んだ。
(凄すぎる!)だけど、あまりにも悲しい現実で、そのまま赤ちゃんは死亡。だったり置き去りにされたり。
どうして女の子だけが、こう苦しい辛い思いをするのでしょう・・と女の子を持つ親として思うのです。
赤ちゃんを授り、めでたいか、死ぬほど辛いか、のどっちかの世の中に違和感を感じます。
もっと、優しく夫婦を見守る世の中になってほしいですね。
娘が10代で妊娠しても責めないと誓う
主となって、子育てを頑張る!そういうなら、私は一緒に頑張りたいですね。
こどもは可愛いです。
私は日々大きくなる子どもを育てていると言うよりも、大きくなる子どもに親がついていくって感じがします。子どもから学ぶことは多いです。
世の中には若くして子どもを授かり、頑張って育児している夫婦がいる。それを支える家族がいる。
結婚年齢が上がり、高齢出産・不妊問題
晩婚化が進み、生涯独身も多くなっています。不妊で悩む女性のストレスは深刻すぎて図りきれません。
私の周りにも不妊治療行っている夫婦が結構います。
どんなに「欲しい」と願っても、お金でも、どう頑張っても手に入らない「妊娠」という奇跡。
16歳の夫婦、そして36歳の若いおばあちゃんは賢い選択をしたな、と思います。
30代後半から40代にかけて不妊治療にストレス溜めるぐらいなら、若くして産むのもいいと思う。
どんな状況でも、妊娠=めでたい。そんな世の中になって欲しい。
さいごに
この夫婦の場合、おばあちゃんも若くして妊娠・出産しているので、相談しやすく事もスムーズだっと思います。
世の中の若い夫婦が、そんなにスムーズに行くわけがありません。
しかし、若くても夫婦揃って「子どもを育てたい」と真剣に思うなら、全然隠すことではなく、むしろめでたいことです!!
そして、「大変だよ」とか「無責任」とかの言葉の前に、周りで協力できたらなと私は思います。
それは何歳になって産んでも大変だと思う。お金がない10代で産むか、体力が落ちてきている40代で産むか。周りはなんだって言うと思います。