雑学

トップシークレットの情報は健康問題!

知ってましたか?個人情報の中でも健康問題はトップシークレット。

住所を知っても、電話番号を知っても、直接死にはしないし、消すこともできる、いつしか忘れることだってあるし、変更も可能。しかし、健康問題は一度知られてしまうと退職・差別・最悪死にまで発展する危険な情報です。

トップシークレット?

学校で学んだ

最近「健康問題はトップシークレット」と聞いたばかりなのです。実習前なので、カルテ・実習記録・雑談の中から情報が漏れないように、教員は学生に何度も何度も同じことをくり返し言います。
でも、それは絶対にもらしてはいけない。そして漏らすと大変なことになるからだと思います。

最近話題の議員「三原順子氏」

現在、三原順子氏の話題で、まさに健康問題で起きる差別を感じました。

受動喫煙防止対策をめぐり、厚労省案と自民党の対案について議論が行われた今月15日の自民党厚生労働部会で、がん患者の立場を考慮した対策を求めた三原じゅん子参院議員に対し、「(がん患者は)働かなくていい」という趣旨のやじが飛んでいたことが、21日までに分かった。

引用/日刊スポーツ

ここで、野次を飛ばした男性には不信感以外の何も感じません。
きっと知らない議員もいたはずなのに・・・公の場で言うべきことではありませんよね。みっともないです。

健康問題が漏れるということ

例えば、「ガン」が発覚、その情報が流出することで、役職を降ろされる。治療のためにか優しさで、リーダーを降ろされる。ということが現実にあるようです。

または、感染症の中でも有名な「HIV」  これもまた、周りの知識がないばかりか偏見・差別に合い、肩身の狭い人生を送らなければならなくなりますね。

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自殺の動機で上位にあがる

 自殺の原因・動機が明らかなもののうち、その原因・動機が「健康問題」にあるものが12,145人で最も多く、次いで「経済・生活問題」(4,082人)、 「家庭問題」(3,641人)、「勤務問題」(2,159人)の順となっており、この順位は前年と同じである。

引用/内閣府自殺対策推進室 警察庁生活安全局生活安全企画課

健康問題の病気を苦にうつになることや、経済、社会的な苦痛、身体的な苦痛・・・と幅広く影響を与える「健康問題」

本人が一番苦しいときに周りから攻められると、更に苦しいものとなると感じます。

連鎖していく

健康問題を直接誰かに知られたからと言って、全てが自殺につながるわけではないです。しかし少なからず、知られたことにより、仕事がなくなることで、生きがいがなくなり、という負の連鎖をたどることもあるのです。

不治の病に立たされた患者は、治療にかなりの費用がかかり経済的に苦しい状況。死を避けては通れない状況で苦しんでいるかもしれません。

それなのに、周りからもひどい扱いを受けるということは本人にとってとてもきついことですね。

まとめ

何が言いたいかというと、私たち(医療に関る人たち)は、情報に埋もれた社会で働きます。それもかなりの極秘情報の中で。

病気未告知だったのに、周りから知ってしまった。

これには驚きですが、実際あるようです。。本人はかなりの衝撃でしょう。他人事ではなく、一人一人が大事な情報を漏らさないよう考えていかなくてはならないですね。

そして、最近のニュース「三原順子氏」の件で、実際に健康問題で差別が起きるという事実を知ることができました。

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