シングルマザーってめちゃ貧乏ですよね、わかります。
わたしはシングルマザーになってからすぐ看護助手として働きはじめました。地域住民からの信頼の厚い大きな総合病院でしたが、月給10万を切ることもあるシングルマザーに優しくない会社でした。
そのときの家賃3万5千円。家賃安いですが、残りの7万5千円で生活するのは本当に厳しい!
食費・光熱費が優先的に出て行くので、子供の教育・娯楽は後回しでした。しかも、お金が底尽きたら夜の町に繰り出す生活。
楽しいとか・幸せなんて程遠く、一言で「生きるのに必死」って感じ。
そんな生活を2年続け、ふと思いました。
今後、40代50代と徐々に体力が落ちていくのに収入が上がるとは思えない。
最悪、生活水準は年齢とともに落ちていくな。
どこかで今の生活を変えなければ、生活水準は下がる一方だと気付きました。
そこでスキルアップすることを決意。
私は給付金のおかげで看護学校を無事卒業、看護師になりました。
今は月給20万以上、ボーナスはあります。転職にも有利。
生きるのに必死な生活をしているあなたも、今がタイミングなのかも知れません。
私が使った給付金
高等職業訓練促進給付金
母子家庭の母又は父子家庭の父が看護師や介護福祉士等の資格取得のため、1年以上養成機関で修業する場合に、修業期間中の生活の負担軽減のために、高等職業訓練促進給付金が支給されるとともに、入学時の負担軽減のため、高等職業訓練修了支援給付金が支給されます。
対象者
母子家庭の母または、父子家庭の父であって、児童(20歳に満たない者)を扶養し、以下の要件を全て満たす方
- 児童扶養手当支給を受けているか又は同様の所得水準にあること
- 養成機関において2年以上のカリキュラムを修業し、対象資格の取得が見込まれること
- 仕事または育児と修業の両立が困難であること※平成25年度入学者から父子家庭も対象
この制度を取り扱っていない地域もあるようですが、2019年制度が拡充されたのでほとんどの地域でもらえるとおもいます。しかし、窓口に問い合わせてください。
この給付金が学校生活中の大黒柱になるので、もしこの制度をしていない地域に住んでいるなら引越ししてでももらうことをおすすめします!
支給額
- 月額100,000円 (市町村民税非課税世帯)
- 月額 70,500円(市町村民税課税世帯)
※2019年改定されました。
ただし、養成機関における課程修了までの期間の最後の12か月については、
月額140,000円(市町村民税非課税世帯)
月額110,500円(市町村民税課税世帯)
支給期間
- 修業期間の全期間(上限3年)
※2019年改定されました。
修業期間の全期間(上限4年)
※令和元年度より、4年以上の課程の履修が必要となる資格を取得する場合、支給期間の上限は4年。
ただし、当該給付金の支給を受け、准看護師養成機関を卒業する者が、引き続き、 看護師の資格を取得するために養成機関で修業する場合には、通算3年分の給付金を支給。
高等職業訓練修了支援給付金
- 50,000円(市町村民税非課税世帯)
- 25,000円(市町村民税課税世帯
修了後に支給
返済は不要
私はこの制度があると知らず看護学校へ行こうとしていました。実際には私が看護学校へ行く年は、”今年はあるけど、来年も続くかどうか分からない”というお試し期間中の制度でした。
それでも1年でももらえたらラッキー!!この制度があって学生生活続けることができたといっても過言ではないのです!
ただ、毎月決まった日にちまでに市役所へ行くことが義務です。窓口が混んでいなければ10分程度で終わります。
市役所の給付金担当の方とだんだんと仲良くなれば、新しい支援制度はないか相談したりもできます♪毎月顔合わすので、何かと心配してくれるようになりました♪
毎月足を運ぶのが億劫でも、その日1日の内の10分で毎月お金がもらえるとしたら文句は言ってられないですよね。
おかげで看護学校へ行っている間も、娘の習い事は辞めずに通わせることもできました♪
看護師等修学資金貸与事業
都道府県が運営している「看護師等修学資金貸与事業」というものがあります。
地域の看護師を増やして医療を充実させようとする制度ですね。
住んでいる地域と+看護師等修学資金貸与事業をくっつけて検索するといっぱい出てきますので、ググッてみてください。
貸与金額
都道府県によって若干差がありますので、詳しくは地域のホームページを参照!
私の場合は月額36,000万円を3年間借りたので、合計129万ってことになります。
※借りたという表現なのは、返還免除の条件あり。条件に該当しなければ返済しないといけないからです。
返還免除の条件とは
条件も都道府県で若干違いがあります。私の地域の免除要件は次の条件を全て満たすことでした。
- 養成施設卒業後1年以内に下記の施設に示す当該看護職員の免許を取得すること
- 免許取得後直ちに免除対象施設に就業し、引き続き必要年数を看護職員として業務に従事すること
- 卒業する年の国家試験、准看護師試験に合格しなかったときは、修学資金を返還しなければなりません。
※進学した場合などは、直ちに就業しなくても返還の猶予が受けられます。
私の都道府県では、借りた年数の2倍(上限5年)を対象の施設で就業することにより返済不要になります。年に2回(10月・3月)に「就業報告書」という書類の提出義務があります。
③番注意です。卒業後1年以内に免許を取得しなかった場合どうなるか・・・つまり卒業年の国家試験に合格しなかった場合は、貸与を受けた期間内で全額返還することになります。
その他の給付金
専門実践教育訓練給付金
平成26年10月から教育訓練給付金の給付内容を拡充しました。厚生労働大臣が専門的・実践的な教育訓練として指定した講座を受講した場合に、給付金の給付割引の引き上げや追加支給があります。
対象者
- 初回受給の場合、講座の受講開始日までに通算して2年以上の雇用保険の被保険者期間を有している方
- 平成26年10月1日前に教育訓練給付金を受給した場合、講座の受講開始日までに通算して2年以上の雇用保険の被保険者を有している方
- 平成26年10月1日以降に教育訓練給付金を受給した場合、前回の受講開始日から次の専門実践教育訓練の受講開始日前までの間に10年以上雇用保険被保険者期間を有している方
- 退職者については、退職日の翌日から起算して1年以内(妊娠・出産等の事情がある場合は4年以内)に受講開始しなければなりません。
ハローワークが運営している事業です。
いつまで働いたら対象になるのか?今退職しても給付の対象となるのか?を自分で判断するのが難しい!
私は残念ながらこの給付の対象外でした。条件に、看護学校に入学前までに2年間雇用保険に加入していたつもりでしたが、正確には1年11ヶ月とか惜しい感じだったらしく対象外。
なんと!!あの「ユーキャン」でも使えるので、らっきー!^^
病院奨学金制度
病院からの奨学金です。やるかやらないかは自由。
働きたい病院がこの制度をしているなら、絶対もらうべき。そうじゃなくでも、第三希望までの病院でこの制度を取り入れているのなら、もらっていてもいいと思います。特に社会人にはおススメな病院奨学金制度。
全国の奨学金を取り入れてる病院が分かります。
詳しくはここへ→看護医療進学ネット
さいごに
お金に関する不安を取り除くには支援が必須。
使える制度は最大限に活用しましょ。
めっちゃ貧乏生活をしていたので、学生になって生活水準が上がりました。w
最後までお読みいただきありがとうございました。