この時期になると、『新入生歓迎球技大会』というものがやってくる。
私は球技が嫌いなので、ほんとにほんとに困った。。(特にドッヂボール嫌いは半端ない)
今回はドッチボール・バレーボール・バスケット。私はどれもできません。。。
ボールを手に持ち、楽しそうに笑ってみたい・・・。ムリ
歓迎球技大会で、本気で嫌がる私に皆が優しく声をかけてくれます。
「楽しいからやろうよ」(私は楽しくないの!)
「勝ち負けじゃないから、メンバーに入って!」(途中から本気モードになるじゃん)
「私もボール全然投げれなし、大丈夫だよ」(イヤイヤ、十分できてます)
ありがたい声かけですが、座って居れる雰囲気ではありません。なので早退しました。
球技が嫌い
きっかけは体育
もともと球技が嫌いという人は少ないと思います。
こんなに球技が嫌いの私でも、子どもの頃はボールで遊んでいましたし、それはそれは楽しく遊んでた記憶があります。
でもそれが、楽しみだけではなくなるのは、運動のためとか、勝負をつけるとか、華麗にかっこよく、などのルールや制限がかかってくる体育という授業のせいだと私は思います。
さらに運動についての評価をつけられ、運動できる子は高評価、ルールに従って出来ない子や負ける子は低く評価されるようになり、出番まで失われていきます。それにより段々やる気が低迷し、自信までなくなってきます。
体育の先生は体育好き
体育の先生は熱すぎて、テンションについていけません。(汗)
体育が好きで好きで、毎日汗かいて運動して、スポーツ万能で、体育大学に入学し体育について毎日学んできた先生のこと好きですが・・・ついてきけませんし、同じように求めないでください。
運動音痴がもっと運動音痴に
体育でも勉強でも得意な人や不得意な人がいるのに、あからさまに不得意がばれる体育。
バレーで私の番になったサーブ。うけを狙っているのではなく、まっすぐ飛んでほしいボールがあらゆる方向に飛びます。みんなに笑われると自信がなくなり、さらに恥ずかしい気持ちになります。私の番に誰も期待してない目でみられると。。早く終わってしまおう。という気持ちになってしまいます。
人は褒められると伸びるといいますが(私もそのタイプ)不得意な体育で褒められることもなく、むしろ笑われて日々過ぎていくのが体育の授業。
運動音痴がもっと運動音痴になっていく。
体育嫌いがもっと体育嫌いになっていく。
優しさが痛い
体育好きなスポーツマンが誘います。
「楽しいからやろうよ」 と、ありがたいですが、本気でやりたくないんです。
いや、人数合わせのために気を使って抜けてるとかじゃなくて、イヤなんですよ。
ドッチボールは本気で逃げまくります。でもコートから早く出たいという矛盾した気持ちで過ごす私の気持ちを考えてください。だから、誘わないで。(涙)
ドッヂボールはいじめ
防御服もないのに高速でボールが当たります。顔面に当たり鼻血が出る人、太ももに青あざができる人を小学生・中学生とみてきました。それに敗者を決めるこのゲームを楽しいとは思いません。
ドッヂボールでいじめに発展することも?!
私の一番きらいな球技はドッチボール。
しかし、だいたい小学校低学年から始まるこの球技。それはルールが簡単だから。勝つコツは「高速でボールを当てる」。
明らかに男子が有利であったり、もともとの運動神経がいい子たちが中心となって、そうでない子はボールが当てられます。当たるとクラスから「あ~~あ~」と言われ居場所がなくなり、スクールカーストにだって影響する可能性があります。スポーツできる子はスクールカーストで優位に立ちます。
スクールカースト(または学校カーストとは、現代のの学校空間において生徒の間に自然発生する人気の度合いを表す序列を、カースト制度のような身分制度になぞらえた表現。
ウィキペディア
簡単にいうと「学校での身分制度」のこと。運動できる子、勉強のできる明るい子、彼氏のいる子、などが上位に入ってきます。中や下の子は逆らえなくなり、この身分から逸脱したとき「いじめ」の対象とされることがあります。
ドッチボールでも身分の決定が多少決まる言っても大げさではないのです。しかも、低学年からできるこのゲームに私は違和感しかないです。
さいごに
私はボールに当たりたくなくて必死で逃げた結果、最後にポツンと一人で残った恐怖の過去があります。怖かったです。しかしここで、ボールが取れない、投げれないと知った相手チームは今度、そうゆう人を狙ってきます。結果ボールが高速で当たり痛いです。
楽しいと思う人が、楽しみたい時にやったらいいのに、ボールが取れない、投げれない人にとって恐怖のゲームそのものです。
人にボールを当てて楽しむというバイオレンスなゲームは排除するべきです。
ドッチボール禁止にしてくれないかなぁ。
球技はしたい人だけ、楽しむでいいんじゃないの。もっと自由な学校にしてほしい。