『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(ベンジャミン・バトン すうきなじんせい、原題:The Curious Case of Benjamin Button)は、2008年のアメリカ合衆国のファンタジー・ドラマ映画である。
1922年に書かれたF・スコット・フィッツジェラルドによる短編小説をもとにエリック・ロスとロビン・スウィコードが脚本を執筆し、デヴィッド・フィンチャーが監督した。なお、フィンチャーと主演のブラッド・ピットの二人にとっては『セブン』『ファイト・クラブ』に続くコンビ作品となった。
第81回アカデミー賞では作品賞を含む13部門にノミネートされ、美術賞、視覚効果賞、メイクアップ賞を受賞した。
引用・ウィキペディア
ここが、いまいち!
全体的に映像が暗い感じで、画面が見にくいと感じました。影が多いのか、顔が暗くてよく見えない。ってことがありました。
私はスマホの動画でみているので、更にそう感じたのかもしれません。
主人公ベンジャミンが老人の姿で生まれ、若返っていくという設定。
年齢は若いといえ、見た目はおじいさん。そんな中、一人の女の子と出会い秘密の暴露をします。そこから急速に仲良くなります。
ここで、おじいさいんと手をつなぐ娘。この年齢ギャップのある映像に私は、違和感しか感じません。本音で言うと少し・・いや、すごく気持ち悪いと感じました。あくまで私の独断が混じった偏見ですが、ここは素直に言っときます。
お酒を飲むシーンで、お酒を飲んだときに咳き込みます。ここで、初めての“酒”という設定で咳き込んでいるのか、ところでまだ未成年なのか?と思ったり
見た目おじいさんという立派な男性であるために、男友達に誘われ、男特有の遊びをする場面もありで、この辺りの年齢の設定は、何歳なんだろう??って思いましたね。
そうして、ベンジャミンが少しずつ若くなっていく様子が描かれているのですが、実年齢をあまり言わないので「ところで、今何歳??」と、時間の経過がわかりにくく、どのような時間軸で考えればよいのか分かりませんでした。
夜遅く帰ってきたベンジャミンに育ての親の女性が「心配したの!!」って感じで怒っているところも、子どもだから怒っているのか、または大人なのに、過保護なのか・・私は内容をつかめませんでした・・・。
老人として生まれてきた子どもですが、話し言葉も落ち着きすぎて、こっちが「本当に中身は若いのか??」と映画の内容に集中できないくらい、しっくりきませんでした。(泣)
感情移入しようにも、ベンジャミンもデイジーも私とは違う考えなので、感情移入することもありませんでした。
前半の結論は、教会、老人ホーム、戦争、不倫、私の中ではいろんなことが混ざりすぎのごちゃまぜな感じ。
ちょっとおもしろい
映画が始まって1時間27分頃、
クイニー:「ベンジャミン、あなたなのね!!帰ってきたのね。顔を良く見せて」
妹:「どなた?」
クイニー:「あなたのお兄さんよ!」
という場面で、クイニーの「あなたのお兄さんよ」のとこが、英語で聞くと「チャアリッシュッ、ブラット、ピット!」って聞こえて、確かにベンジャミンは、ブラッドピッドだ・・。と、ちょっと笑っちゃいました。
やっとイケメン
映画が始まって1時間57分頃、突然バイクに乗って走り去るイケメンのブラットピッドが現れました。
ベンジャミンが若くなって、デイジーが大人になって、2人がちょうどいいぐらいに。
この時は、美しかった。
それから一緒に幸せなときを共有していきます。
ここから何とも心に残る映画に
ベンジャミンはやがて若いを通り過ぎ、子ども・・赤ちゃんへ。
運命の出会いともいえる2人の出会いは、きれいで純粋な愛を描いてくれました。
しかし、2人の年齢が合致する40代がとても短く。2人の思いのすれ違いがおきてきます。前半で、散々な感想をかきましたが、後半はそれを追い越してくれたと思います。
オススメ度(★★★☆☆)
前半を乗り切れば、後半は良い映画だと感じます。「絶対見て欲しい!」わけではないが、今までにない映画の最後だったと思います。ってことで、オススメ度は厳しいですがちょっと低め。
人はみためじゃないんだね!ってことと、一人の人を愛することの幸せを感じる映画です。
また、幸せがきたときは、幸せをかみ締めるチャンス。今しかないこの時間を大切にしたいと思える映画です。