夕方の公園で、娘が行方不明事件。
いつものように従兄弟の子ども達と遊んでいると、自転車の取り合いになりました。
娘:「自転車に乗りたい!だって私の自転車なんだもん」
そんな事を言う娘に私は半怒りで「モ~!!」
「いつも乗ってるから貸してあげなさい!!」
と言うと、自転車を放り投げて娘は忽然と姿を消しました。
目次
1.捜索
「いない!あっちも、こっちもいない!」
公園の遊具に隠れているのか??すっごい狭いところに潜んでいるのか?
いたるところを探してみたけど、トイレは暗く静かで物音一つしない。
物置きなど鍵が閉められている扉はあるものの、中に入って鍵を閉める度胸はあるかな?ドアを開くたびにギィィィィ~~となるトイレ。こんな(怖い)所に娘がずっと居られるはずがない。
だけど、見つからない。
トイレの周りも、近くの駐車場も、公園の遊具も、草が茂った野原も探したけど、やっぱりいない。
最後に姿を見た公園のトイレを探しまくったが見当たらない。もう、おかしい。
この辺りで見たのが最後。
ここから家までの帰り道なら、通らばければならない道に私はずっと立っていた。
だから、家には帰ってないはずなんだけど・・。
2.不安からジワジワと怒りへ
もしかして、何処かで倒れてる?
もしかして、怒りすぎて公園から出ちゃった?
そして道に迷ってる?
事件?事故に巻き込まれた?
もしかして誘拐?そんなわけがない!
次第に不安が増すばかり。
現実的に考えてみて。こんな子どもの大人も多い公園で、誘拐なんてありえる?
誰かが見ているはずだよね。
叫んだら気付だくよね。
娘はどこ行った?
「も~~~早く出てきて!とっても心配してるの!」とイライラしている自分に気付きました。
全然憎んでいるわけではない。
無事だといい、何事もなく早く帰ってきて。
願いはただ一つ。
気づいたら怒りの原因は「心配」だったんです。
3.発見と同時に怒鳴りたくなった
「キィィィーーーー!」「どこにいたんだぁ!」「心配したじゃねぇか!」
夕方、施錠する時間がやってきたので鍵を閉めて周るオジサンに「この位の女の子、上下白の洋服の子どもをみませんでしたか?」
「それなら、ここにいたよ」教えてもらいました。
どこに隠れていたか、さっきまで居なかったところに立ちメソメソしている娘を発見。半泣きで話す言葉はよく分かりませんでした。しかし、無事に発見して一安心。
私も半泣きで30分娘を探し回った。
・・・たった30分、されど30分。何が起きるか分からないから、短いようで長く感じるこの時間。
無事に見つかり、ホッとして不安という感情が消失すると、感情に任せて怒りがこみ上げてきました!!
「今までどこにいたの!!!!」
と大きい声で怒鳴りたい感情を押さえ、「心配したよ」と抱っこして家路に着きました。
普通に抱っことか言ってますけど、20㌔は重いし見た目でかいw
4.怒鳴っても無意味
「次、同じことしたら許さん!」
これでは、一番伝えたい感情は全然伝わらないと思いました。
むしろ伝わるのは、「許さない」という事実のみ。
怒鳴ることは、相手を萎縮させてしまい「怖いから、早くこの場が終わってほしい」「謝れば済む」という思いが先走り、本来の思いが伝わる前に心を閉ざしてしまいます。
そして、ナゼ怒られているか分からないなら、また同じことをも繰り返すに決まっています!
大切なのは「心配した」という事実を伝えるのみ。
そして見つかって「安心した」という気持ちを伝えることに徹しました。
5.結果
「心配したの?分かった。もう隠れたりしない。」
という言葉が娘から返ってきたので、今回はこれで良しとすることにしました。
さいごに
でも、誘拐などの事件・事故に巻き込まれてしまうと大変なので、私と娘が落ち着いた頃に、お外が暗いときに一人になるリスク、誘拐、事件・事故に巻き込まれる事件・事故についての話をしました。
私の気持ちが届いていますように~。