もくじ
母性看護学実習の内訳
母性に関る施設の見学
病院がメインですが、助産所であったり、不妊治療の実際を知るための施設見学から始まります。
子育てを応援するための、乳児検診・子育て支援センターの見学。ここは見学というより実際に子どもの両親と関り、生の意見を聞くことが目的。
下級生を母性の入り口へ案内
私は今3年生。下級生(2年生)に母性について、授業を展開します。私たちも、2年生のとき3年生に教えてもらったなぁ~~~。
あの頃の3年生のように、うまくできてるかしら?
人に教えることは、自分が理解していないとできないのでかなり勉強します。間違っていることを教えてしまっては大変!質問されそうなことは、想定しグループメンバーで何度も練習を重ね、質問対策まで万全の状態で挑みました。
ひとつ、ひとつ丁寧にクリアしていくことで、身になると思っています☆
産科病棟オリエンテーション・実習
これは実習前にどの領域でも必ず行っています。実習を行う施設を歩いて回って説明を受けます。
担当指導者から、看護体制・看護業務・部屋の数や配置について・使用していいトイレ・その他モロモロ・・・について知ります。
他は「物品の場所・入ってはいけない場所・電子カルテの使用方法・週間業務・・・」などを学生自ら質問し、担当指導者に教えてもらいます。ここでの目的は、実習の日に私たちが困らないようにするもの。
オリエンテーションを2回することは無いです。全員集合しているときに説明を受けることで、共通理解にもなります、ここで思う存分聞くかによって効率よく実習をこなしていけるかに関ってきます。
産科病棟で実習
母性看護学実習のメインは産科病棟。
ここでは学ぶべきテーマが細かく設定してあります。
☆妊婦検診に同行(外来に来る妊婦さん)
☆分娩期
☆新生児室(赤ちゃんについて)
☆産褥(出産後のママ)
〈妊婦検診に同行〉外来に来た妊婦さんと関る
病院では妊婦検診が行われています。外来に妊婦検診にきた方に、同行してもいい承諾をもらえたら、問診・検査・処置に同行し、想いを聞いていきます。
なんか、楽そう~~~と思ったあなた!
ただついて行くだけではなく、あとで振り返り記録に残し、アセスメントまで行います。そのために真剣に話を聞き、検査の流れを記憶しています。
後程、電子カルテで検査の結果を確認しアセスメントをしていきます。
〈分娩期〉運がよければ立ち合いできる
運がよれければ立ち会います。
運よく私は立ち会わせていただきました!!!!!
分娩に立ち会うためには、事前学習が必須!!
事前学習したきた結果を教員・実習指導者に合格をもらえれば分娩に立会いできます。
いつ「分娩だよ~」と言われるかわからないので、病棟に入ったら覚悟しています。
毎日がドッキドキ!!
学生は、皆が口を揃えて「立ち会いたい」と言います。
分娩のことを勉強して、分娩が奇跡といえる貴重な瞬間なのかを知りました。
自然分娩のこと、帝王切開のこと、緊急のときの対応、赤ちゃんが元気だという心拍音、分娩が終わっても出血のリスクがあること・・・絶対、同じお産はないということ。
もちろん男子学生も許可を得たら入室できます!!!
しかし、男子OKがママからなかなかもらえません。でも、ふつ~~~に考えて夫もいるし、そぅですよね!ママの気持ちが優先です!
でも私の男子メンバー立ち会いできました。。だから「男子学生OK」がもらえた時は拍手で見送りました(嬉)
なので、分娩立ち会いできる男子は強運です!!ビビッてないで、思う存分実習で体験したほうがいい!
〈新生児室〉New Baby 略して〈NB〉
生まれてすぐの間、赤ちゃんの観察が厳重に行われています。今までとは全く別の世界にいるので、赤ちゃんが子宮外環境に上手く適応できてるか、異常はないか、みていきます。
新生児室では、沐浴、バイタルサイン(呼吸・脈拍・体温)、身体計測(身長・体重・頭囲・胸囲)、検査(新生児マススクリーニング・耳の検査・神経反射)、K2シロップ・初乳・ 黄疸チェックとほかにも沢山のその赤ちゃんによって多少変わりますが、色んなことがあります。
母性の実習とは思えないほどの天国でした!!!(笑)
これほど以上のストレスコーピングはあるでしょうか・・・。
母児同室でなければ、ママよりも赤ちゃんと過ごすことの多い助産師・看護師です。
そこにいるスタッフは「大切な赤ちゃんをお預かりしている」という気持ちを持って接していると言っていました。
ほんとに貴重だらけの産科病棟!!!
〈産褥期〉出産後のママとの関わり
産後のママとの関わりは、やること多い!展開が速い!日々のアセスメントが難しい!の3点セット。
産褥グループになると、一段と寝不足に。夜中の 実習グループline で「もう間に合わない汗」「やばい汗」という line がピコピコピコピコ入ってくる。
午前4時~5時は、私たち学生にとって一番焦る時間です。
諦めるか・・・やり遂げるか。
悪露の観察、子宮の回復状態、血圧などの前進状態、出産後の痛み(傷や後陣痛)、おっぱいの状態、育児についての不安・相談、赤ちゃんとを含み総合的に支援していきます。
未熟の私たちに、これを一日でまとめるなんて辛い辛い・・・。「物理的に無理!」という話ばっかり出てきます。。
さいごに
今までにない経験が沢山できました。
新生児室に入り赤ちゃんの面倒をみることが昔からの夢だったので、精一杯味わって着ました。
思い返せば楽しいことの方が多い母性看護学実習☆
今から実習の皆さん、特に男子はパパになっても新生児室に入れることはないです。
母性実習は貴重な体験の宝庫。がんばりましょう☆