『最強のふたり』は、2011年のフランス映画。頸髄損傷で体が不自由な富豪と、その介護人となった貧困層の移民の若者との交流を、ときにコミカルに描いたドラマ。
感動!
障害をお持ちの方への手助けの方法って難しいんですよね。
病院や施設などで、手助けを必要としている場所でなら、近寄り声をかけることができるのですが“公共の場”となると・・
おせっかいだと思われないか
哀れんでるのか
なんて思われていると思うと、すぐに声はかけきれないです。
フィリップとドリスの関係は、見習うべきことだと思いました。
強く心に伝わってきました。
一人の人間として扱い
区別はせず・・・ありのままで心からやさしさを持ち、接していくことができればいいのだと感じました。
彼らの生き方はすばらしいですね。
実話と少々のずれはありますが、実話に基づくもの映画です。
(ネタばれあり)
この映画のなかで、お互いが傷つけあったり、罵倒するシーンがなかったように思われます。
フィリップとドリスどちらも素直だからこそ、この関係ができたのですね。
相手のことをどちらも尊重しているからできることです。
人は素直に生きることがどれだけ大事なことか感じました。
実話との相違点
☆劇中では雇ったのはドリスというアフリカ系の黒人になっているが、実際はアルジェリア出身のアブデルという青年(当時24歳)だった。
☆劇中、フィリップの妻ベアトリスはすでに死亡したことになっているが、実際に彼女ががんで亡くなったのは、アブデルが家にやって来てから4年後の96年5月のこと。
☆映画では、アブデルの弟が助けを求めに来たことをきっかけに、雇用関係を解消。
ほんの1年程度の出来事のような印象だが、実際には10年間にわたって面倒を見ており、2人はモロッコへ移住するのだが、アブデルが現地の女性を好きになったため、アブデルの将来のことを考えて、フィリップの方から契約を解除している。
私たちは、
自分が誉められるためにではなく、
私たちが選んだこの仕事に名誉をもたらし、
それを前進させるために、
心を打ち込んで
事を成し遂げていこうではありませんか。