実習目標、学びたいこと

統合実習は学び多き実習。優先順位判断とSBARを報告が目標だよ

おひさしぶりです☆

統合実習の真っ最中ですが、娘が発熱(ガーン)。39℃~40℃をくり返し、最終的に肺炎になりました。

夜中は子どもの看護、昼は患者の看護に手一杯でブログ更新をお休み。ってことで、お久しぶりです。約10日ぶりの更新になります☆

さっそくですが本題へ。

統合実習に今から行く、あるいは私のように真っ最中でしょうか?

統合実習は、今までの実習とは違い本当に主体的に動かなければいけません。

この記事では、今までの実習と統合実習の違い。そして、統合実習で達成すべき目的について説明します!

統合実習とは

統合実習とは
これまで学んだ知識・技術・態度を統合し、臨床現場に近い体制の実習を通して医療チームの一員としての役割遂行をめざした看護実践力を高める。
看護統合実習-青森県立保健大学-より引用

と、なんか難しい言葉で、しかも抽象的な感じで説明されています。

統合実習はその名の通りなんですが、今までの知識・技術・学んだことを統合しながら実習を行っていくということです。

簡単にまとめると

  1. 今までの実習を合体したような実習を行います
  2. リーダー業務と、病院全体の動きを知って、さらに自分の役割を知るよ

ってことです。

今までの実習との違い

ちなみに今までの実習は、こんな目標でした。↓

  • 自己の看護観を深める
  • 看護の役割・チーム医療の連携の実際を知る
  • 必要な看護を実践する

 

そして、統合実習での目標はこれ。↓

  • 看護管理を知る(例えば看護部長・看護師長の方たちの業務内容・勤怠管理)
  • 安全管理ついて知る(医療事故防止の対策)
  • 新人教育の実際
  • 入退院管理、地域連携の見学
  • 病院経営はどうなっているのか(コスト管理)
  • 報告の方法、実際に行う(SBAR)
  • 患者複数受け持ちで優先順位を考え行動する

患者の看護だけでなく、病院全体、または部署全体を理解する目的があります。

だから今までとは違う視点からの勉強が待ち構えています。これを3週間で学ぶのだから、課題が詰め放題。

リーダー業務や病院運営は、講義を聴く、婦長・主任から話聞いてウンウンして、記録を書けばいいのですが、統合実習ならではのスキルを習得しなければいけないから実習はさぁ大変でした。

最後の実習です。単位落とせば留○もあり。

本日は、統合実習で絶対に実施する「優先順位の判断」と「SBARでの報告」について説明しています。

あと少しがんばりましょ!

統合実習で達成する2つの目的

優先順位を考え行動する

「患者の看護だけでなく、病院全体、または部署全体を理解する目的があります。」と言っていますが。やはり最大の目標は、患者の看護がしっかりできることです。

今までの実習では、受け持ち患者1人にみっちりつきまとっていましたが、今回の実習では2人の患者を受けもつことになります。

だから1人にピタッとつきっきりはできません。(汗)

でも、同じように看護を展開せねばならないのが苦しいところ!(グッタリ)

 

患者さんの入浴を手伝ったり、リハビリについて行ったり、という今まで普通にやってきた行動も絶対に、今必要なことなのか?」と何度自問自答しなければいけないのです。

 

「血圧を測定する」という行為では、今までルーチンでできていた当たり前の看護ケア。血圧を測定して怒られることありませんでした。

しかし、2人の患者がいるので、「なぜ、そちらの患者を優先して測定しましたか?根拠は?」と絶対聞かれます。

その時に答えることができないと、「アセスメントできてない」「優先順位の判断不足」ということで、単位がもらえないこともあるかもしれない。。。こわ~い。

  • 今、優先すべき患者はどっち?
  • 今絶対やるべきこと、後回しにしてもいいことを判断して行動

情報を取り、根拠を考え、優先順位を考えながら自分なりの行動計画を作成していきます。

と、カッコイイこと言ってますが・・文字に書くのは簡単。しかしこれ本当に難しい、毎日ウンザリです。

 

でも、考えてみてください。なぜそんなことをするのか?

答えは、看護師として勤めたときはこんな毎日です。

この実習の方法は、一番現場に近い形で行っているの実習形式なのです。

看護師になったとき、多重課題と戦うための最後の練習なんです!

SBARで報告できる

SBARとは、以下の4つで構成されています。

  • 状況
  • 背景
  • アセスメント
  • 提案

 

そして、SBARは結構いろんな場所で活用されているので

  • 日勤から夜勤への申し送り
  • 夜勤から日勤への申し送り
  • 休憩前の共通理解、情報共有ツール
  • 緊急時
  • 日頃の相談

不必要な情報を共有していると時間の無駄だし、大切な情報を抜いてしまうと医療事故を招くことがある

要点をまとめて、事実を簡潔に相手へ伝えることは大切なことなのです。

 

最近では、ISBARC(アイエスバーク)と言い「IとC」が追加された方法もあります。

  • Iは、報告者と患者さんの氏名
  • Cは、復唱し確認

特に緊急の場合は電話指示が多いため、聞き取りづらい・聞き間違え防止のために必要となりました。

これまで、実践できたらGOODですね。

 

ただ問題があります。SBAR報告が看護学生にとってそんなに簡単でないこと。

必要な情報だから伝える必要がある!

と判断した根拠まで言ってください。と聞かれたら言わないといけません。

これは看護学生は辛い!

自分自身が患者の今の問題の把握・情報の整理・アセスメントの結果、伝えるべき情報と判断した根拠を持っている必要があるということなんです。

 

不必要な情報を報告しようもんなら「それ、今必要なこと?」「あとでにしてくれる?」と言われることや、報告の途中であからさまに表情が怖くなっていくこともあるり、SBAR報告・・本当に怖いですが、最後なので頑張るのみ!

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