~精神科領域に入りました~
今日から3クール目。前半3領域、後半3領域なので、ちょうど折り返し地点なんです。
現在、7月がはじまったばかり。この精神看護学実習3週間を乗り切ると、夏休み!
3年生の夏休み国家試験対策につぶされ、ほぼ無いといわれていますが!!でもでもでも夏休み☆は嬉しい響き!
もくじ
精神科って怖いでしょ?
「精神科って怖いイメージをお持ちの方多いです。」
は授業中にも、とくによく言われる言葉。
ですが・・・もうこの時代、あまり怖がっている人はいないんじゃないかと思いますが・・・?
昔とは違い、隔離されず就労施設で勤務している方も多い。統合失調症なんかは100人に1人が患う病とも言われていますから。
だからもうそろそろ、主に精神科に関っている方たちの考えを変えたほうがよい気がします。
なんでこんなことをいいますかというと、精神科病棟にいく前に書かされるんですよ・・・「私は怖くありませんレポート」を。
実際にはこういった題名ではないですが、私はそう呼びます。
レポートの最後には「こうだから、こうで、私は知識を持って接する。だから怖くありません。」という締めになるかと思われます。
でも、これに先生からの反論が・・・・
「怖くないと言っても、実は怖いんでしょ?」と。
だからレポート書いたやん!!!w
それはさておき、精神看護学実習前に知っておきたい一般病棟と精神科病棟の違いについて。この違いを踏まえたレポート、さらに精神科疾患をお持ちの患者への接し方注意点について書ければGOOD。
レポート
前置きとして、以前は「精神分裂病」といわれていたが、現在の「統合失調症」という名に変更されたのは2002年のことです。
ずいぶん最近の様に感じます。私が高校生(介護科)のときは、この2つの名前を並行して学んでいました。
統合失調症患者が精神病棟に入院している大多数を占めています。
精神看護では、良くなることを「完治(かんち)」といわず「寛解(かんかい)」といいます。
そして、統合失調症は寛解と再発を繰りかえす代表的疾患です。
そのため、慢性的になり長期入院も増えている現状があります。
一般病棟と精神病棟の違いについて
カーテンが無い
プライベートを守るためにあるはずのカーテンはありません。理由はカーテンで首を締めることを防ぐためです。自殺予防です。
カーテンを取り付けない設計なので、もともと壁が造られていることがあります。
保護室=隔離部屋がある
暴れて他人を傷つけたり、自分を傷つける可能性が高いと判断したときは隔離します。
しかし、医療者の付き添いのもとなら保護室から出れるので、「監禁」ではありません。
あくまでも、自分自身と周りの人の安全を守るためにあるんです。
窓が開かない
だいたい窓が開くのは15cm程度。
頭・体が入らない程度の開きのようです。
もちろん自殺予防のためのもの。
ナースコールが壁付けされている、もしくは無い
一般病棟でナースコールは長ければ患者の手元に届き良いのですが、精神病棟ではヒモは危険とみなされます。これも自殺予防。
Drと患者の診察に看護師が同席しない
一般病棟では、看護師はDrと患者の間に入って仲介役をしたりしますが、精神病棟ではプライベートということでしない病院もあるようです。
家族もいなくて、本人の理解が怪しい、本人の安心のため・・・・などの理由によっては看護師も同席することがあるようです。
「いつでも戻ってきていい」ということを伝えている
一般病棟では、例えば糖尿病がいったん落ち着き、退院。
その後、症状の悪化などが出現し病院へ出戻りにでもなると、看護師はたいてい「はぁ~あ(ため息)」となりますが、精神科はそうであってはならない。
- いつでも戻ってきていい
- 困ったときは会いに来て
- あなたの一番の見方
そういう声かけや態度を大切にしています。
思うことが病気である
精神看護部長さんこう言っておられました。
「暴れることが病気ではなくて、思うことが病気」だと。
確かになぁ。誰だって怒りが抑えきれずに、暴力的になることはあるでしょう。
暴れた!だから隔離!ではなくて
- なんで暴れたのかな?
- どんな原因があったのかな?
- 気持ちはどうかな?
- そのときの環境はどうだったかな?
と、その人の言動や行動ばかりをみるのではなく、伝えきれていない思いに気付くことが精神看護のありかたと思いました。
これを踏まえた患者への接し方をレポートに記述します。
怖がる必要はない
あくまでも私の予想ですが、学生が実習に行く病棟にそこまで危険な人はいないです。
精神疾患をお持ちの方たちと関わった経験があります。
高校生のとき、専攻が福祉だったので就労施設に行って実習したりして。。。
また私の以前の勤務先はクリーニング屋なんですが主に取り扱う洋服は精神施設にいる家族・身寄りのいない人の洗濯物。
毎回のようにポッケに何か入ってないか確認を行って洗濯するのですが、う〇こが入っていることもあった。めちゃ臭かった。でも人に危害を及ぼすようなことではない。だってわざとじゃないんだから・・。
中には、オムツを取らないようにする洋服(オールインワンのようにつながっています
)があるんですけど、ファスナーが引きちぎられて壊れて帰ってくることもよくあります。
でも、自分で洋服を脱げないことは身体拘束の1つに入るので、イヤイヤして引きちぎっても仕方ないのかなと私は思いますよ。
この洋服の修理代が半端なく高いので、会社が赤字で押しつぶされそうなのはどうにかしないといけないことですけど・・・。
行って来ます。
基礎実習でお世話になった先生
一年生のピヨピヨ実習でお世話になった先生は、精神科領域の先生でした。今回の担当はその時の先生。
私は、「ん~~~~・・・」って感じの先生だったので今回どうなることやら。
今日が初日の朝です。実習行ってきます。
→自分と向き合うことができたら大丈夫!精神科領域
→ナース卵でこんなこと言っていいのか?戸惑いは続く