看護実習お役立ち

出産時の学生の立ち会い。嫌なら拒否していいんです!

母性看護学実習が終わった男の子から聞いた話に、私は怒っている。

 

なぜかって「分娩立会い」で、産婦の足元に立ったそうだ。

しかも、陣痛がきていきんだときに、赤ちゃんの頭を出る瞬間をみたのだと。

病院側は「学生がどの場所に立つ」という指定はなかたようで、その場の流れで足元に立ったようです。

ということで、産婦さんへは「分娩に立会いお願いします。」と許可も取ったのみ。まさか産婦さんは、足元に立つなんて思っていなかったと思います。

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私の実習施設では「学生は頭側に立つ」という指定がありました。

足元に立つほうがいいなんて人いないですよね?
「頭側に立つ」という条件でOK出す人が多いのではないですかね。

私が産む立場なら怒ってる

いくら勉強だからってありえない!私だったら病院と教員にクレームだします!

看護師は助産師と違い、子宮口に開きを調べるための内診をしたり赤ちゃんを取り上げるなどの助産行為はできません。私たちは、看護学生であり助産師の勉強をしにきているわけではありません。

私たちのやるべきことは、産痛緩和であったり、不安の軽減、家族への気配り、助産師と連携して体調管理を行います。

だからわざわざ、産婦の足元に立って赤ちゃんが出る瞬間の見学はいりませんよね?
ちょうど陣痛が強くなるころに足元に立っていたら、手を握ったり、おなかをさすったりできません。
足元に立ってみてるだけじゃ、何の看護もできないです。

現在、男子は助産師の資格が認められていません。ということは、産婦の足元に立つ男性は「医者のみ」です。

分娩時の学生の立ち位置

ただでさえ、痛い中、足を開脚しています。フリースタイルならそうでない人もいますが。

陣痛の合間のひと時に、向こう側に男子学生が立ってるのを想像すると・・・ほんと嫌です。

出産経験のある人ならご存知の通り、赤ちゃんを出すときはかなりいきみますね。いきむのって普段誰にも見せません。トイレで大〇のときくらいですよね。お産のときそれが出ることも少なからずあるらしいですが。

同じ看護学生として、女性として・・・男子学生の配慮ない行動は本当にやめていただきたい。

私は、その場にいた教員に嫌悪感しか抱きません。自分の学校にクレームを書きたいです・・・・。

立会い嫌なら断って!

立会い了承した産婦さんは、「学生の立ち位置はどこですか?」は聞いてほしいと思います。

「看護学生が立ち会ってもいいですか?」と聞かれたとき、少しでもイヤだと思う場合は遠慮なく断ってください。

私は分娩に立ち合わせてもらい感動しました。立ち会っていない学生は同じグループの学生から情報を共有して感動を分かち合います。私たち学生にとって分娩に立ち会えることは、感謝するべき体験にはなります。

 

この感動は、どの実習での体験でも体験できないような命の大切さを感じる瞬間でした。しかし一生に何度もない出産を嫌な思い出にしないためにも、産むほうは気持ちを大事にしてほしいと思います。

バースプランで「夫婦水入らずで産みたい」などの思いがあるのなら、是非それを優先してください。

 

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